3月20日(土)放送の「創造営2021」第5期で最初の公式順位発表がありました。練習生90名(実際には和馬の辞退により89名)のうち上位55名のみ次のフェーズに進むことができます。56位以下の35名(34名)は「創造営2021」の収録地である海花島から去ることになります。
上位11名は、次回から「Aクラス」として第二回公演に挑みます。
上位11名は、1位:劉宇、2位:サンタ(賛多)、3位:力丸、4位:ミカ、5位:周柯宇(ダニエル)、6位:林墨、7位:张嘉元、8位:ケーレン、9位:尹浩宇(パトリック)、10位:任胤蓬、11位:オスカーです。
大きな波乱はなく、ケーレン(慶怜)が8位まで伸びたのが快挙といえます。
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56位以下の練習生は番組から去ることになります。ただ、放送日3月20日の1週間くらい前からネット上(主にWeibo)に誰が敗退するかの情報が漏れていたこともあり、発表自体にあまり驚きはありませんでした。
サンタ、力丸、ミカ、ケーレンの上位メンバーのほか、日本人参加者で勝ち進んだのは、
17位:井汲大翔(ヒロト)、27位:羽生田拳武(アム)、32位:一ノ瀬飛鳥、44位:上原一翔、49位:佐藤永翔です。
60位:都築雄哉、63位:喜内優心(Yuu)、70位:門脇慎剛、71:リンドウ、72位:原部凌、78位:田口馨也、87位:隅田隼平は海花島に別れを告げます。
もしKazuma(和馬)が辞退していなければ、11位内に入っていた可能性が高いです。
喜内有心(Yuu)が62位で敗退してしまったのは、大変惜しまれています。
筋肉を鍛えることとドラゴンボールが大好きな底抜けに明るいキャラで皆から愛されていました。
ダンスの経験が浅く、パフォーマンスの評価があまり高くなかったことが順位に響いたのではと思います。
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気になったのは、嘉尚伝媒という事務所から参加していた3名、陳俊潔、李沛洋、鄭明鑫がほとんどカメラに映ることなく敗退したいったことです。
185㎝以上の長身、モデルのようなスタイルの見栄えの良い3人です。エース格とされたのは、元走り幅跳びの選手で身長191㎝の陳俊潔でした。
ところが、陳俊潔は収録の初期段階で足を怪我してしまい、ほとんどパフォーマンスに参加できませんでした。負傷してからカメラが向けられなくなり、李沛洋と鄭明鑫もあまりフォーカスされなくなりました。李沛洋は非常に舞台映えするルックスだったので、「カメラにあまり映らないけれどすごい美形がいる」として一部の視聴者の間で話題になっていました。
もったいないです。しかし、陳俊潔が怪我をしてしまったので、実質的に3人揃っての辞退だったのかなとも思います。
陳俊潔 20歳 身長191cm 新疆出身。李沛洋 23歳 身長185㎝ 河南省出身。鄭明鑫 17歳 身長188cm 河南省出身。
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練習生としてトレーニングした期間が短く、ダンス・歌のパフォーマンスの評価は高くありませんでした。この3人は別のオーディション番組に出直すのかもしれません。
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「創造営2021」は「創造営」(テンセント版中国プデュ)シリーズの4回目です。「創造営2021」は国際版として企画されており、23名もの海外練習生が参加しています。
日本人参加者は17名のうち9名、タイ人は2名とも勝ち進みました。その他の欧米ロシア系はあまり振るわず、利路修(LELUSH)以外は敗退してしまいました。
番組の中では中国語、英語、日本語、タイ語、ロシア語が飛び交い、重要な説明や連絡事項は5か国語で表記されていますが、主要言語は中国語です。重要な場面では海外練習生も中国語で話さなければなりません。
中国人練習生の中には英語や日本語ができる人がかなりいて、彼らが海外練習生を助けてくれています。
米国育ちの周柯宇(ダニエル)やブラジル育ちのオスカーは英語が流暢です。AK(刘彰)、呉海(ウーハイ)などは日本語ができます。
その中でも、AK(刘彰)は母語の中国語のほか、英語、日本語と三か国語ができるので、日本人練習生から頼られています。
AK(刘彰)1999年12月18日生まれ 身長180㎝ 広東省出身。初回順位発表では13位。ラッパー。
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高校は広州にある某高校の国際部を卒業し、現在ニューヨーク大学在学中。専攻は数学と経済学。中国語、英語、日本語がしゃべれます。すごいエリートです。
AKは2020年に別のRAP系オーディション番組(「話唱新世代」)に出ていました。そのときは「ちょっと生意気なかんじ」というイメージを持たれていましたが、
「創造営2021」では非常に魅力的なキャラクターとして人気を集めています。頭の回転が早く、弁才があり、率直かつ理知的な発言は番組でたびたびクローズアップされます。
頭が良くて、裕福な家庭で育ち、英語が堪能で日本語もできて、180㎝の高身長で小顔、頭の回転が早くさっぱりした性格、さらに音楽の才能があるという漫画の設定が現実になったような人物です。米国大学進学時のTOEFL、SATのスコアも大変なハイスコアだったとネット上で言われています。
ただし、この種のびっくり人間は中国には時々いて、単なるスペックの高さだけでは注目を集めることはできません。
番組側の良心的な編集により、性格的な魅力がクローズアップされてはじめて視聴者からの人気と支持を得ることができます。
AK、賛多、力丸、劉宇の4名は4人部屋の同室です。彼らの「405号室」(405宿舎)は非常に人気があり、ネット上には「405宿舎ハコ推し」も存在します。
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言葉の壁がありながらも、深い友情を結んでいる練習生もいます。代表例が曽涵江(ハンジャン)とミカです。
曽涵江(ハンジャン)ラッパー。四川省出身 20歳 身長178cm。
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曽涵江は元々英語は得意ではありませんでしたが、ミカと話しているうちに英語がかなり上達したようです。ミカからは「ハンジャンの英語はPerfect」と褒められています。ミカはやさしい人です。
Avex、日米ハーフグループ「Intersection」のミカ(米卡)は登場直後から人気が高く、レべル分け審査でもメンターから高評価を得ていました。
一方、曽涵江(ハンジャン)は個人で活動していたラッパーで、有名事務所の所属でもなく、これといった前歴やバックグラウンドもありません。
第1回目公演の曲目を選ぶ際に、曽涵江は優先的に曲目を選べるポジションにあり、「酔拳」というジャッキー・チェンの曲を選びました。
ところが、定員7名の「酔拳」を選んでくれる人がなかなか現れず、曽涵江は焦っていました。
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曽涵江がミカを強引に「酔拳」に引き入れたことから、二人の友情が始まりました。
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3月20日に発表された順位は毎週公布される順位の中間発表と大きな差はありませんでした。
大きな変動といえば、ロシア人の利路修(LELUSH)が29位という好成績で勝ち進んだことです。
順位が発表されたとき、利路修は苦笑していました。
「皆も知っているとおり、自分の夢はグループデビューすることではない。なぜ29位の席に自分がいるのか分からない。本来はダンスや歌に優れている人がここにいるべきだ。視聴者の皆さんには感謝しているけれど、もし自分が残ることで誰か一人去らなければならないのは間違っている。公平ではない。視聴者の皆さんはもっと他の参加者に目を向けてほしい。そして自分にはもう投票しないでほしい。」という可笑しくも誠意ある発言でまた注目度が上がってしまいました。
利路修は勝ち進んでしまったため、雑誌Esquire(エスクァイア)中国版『時尚先生』の企画に参加。芸能人として十分通用するルックスです。
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力丸、AK、サンタ(賛多)、劉宇、羽生田拳武(アム)。アムは高いパフォーマンス力と、他と被らない個性を発揮しているので人気があります。
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タイ人の高卿尘(Nine)、ケーレン(慶怜)、ミカ(米卡)、任胤蓬、タイ人のパトリック。任胤蓬は哇唧娱乐(WAJI)という有力事務所の所属です。この事務所は番組の制作にも関わっていると思われます。「明日之子 第4シーズン」というバンド結成オーディション番組にチェロ奏者として出場し注目を浴びた人です。
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「創造営」は番組でのパフォーマンス以外にも、ミニバラエティやスポンサー商品のCF、雑誌モデルなど様々な芸能活動を体験することができます。競争に勝ち進むほど露出するチャンスは増えますが、仮に勝ち進むことができないとしても、番組内での努力や活躍によって視聴者の記憶にその名を残すことができるはずです。
上位11名は、次回から「Aクラス」として第二回公演に挑みます。
上位11名は、1位:劉宇、2位:サンタ(賛多)、3位:力丸、4位:ミカ、5位:周柯宇(ダニエル)、6位:林墨、7位:张嘉元、8位:ケーレン、9位:尹浩宇(パトリック)、10位:任胤蓬、11位:オスカーです。
大きな波乱はなく、ケーレン(慶怜)が8位まで伸びたのが快挙といえます。

56位以下の練習生は番組から去ることになります。ただ、放送日3月20日の1週間くらい前からネット上(主にWeibo)に誰が敗退するかの情報が漏れていたこともあり、発表自体にあまり驚きはありませんでした。
サンタ、力丸、ミカ、ケーレンの上位メンバーのほか、日本人参加者で勝ち進んだのは、
17位:井汲大翔(ヒロト)、27位:羽生田拳武(アム)、32位:一ノ瀬飛鳥、44位:上原一翔、49位:佐藤永翔です。
60位:都築雄哉、63位:喜内優心(Yuu)、70位:門脇慎剛、71:リンドウ、72位:原部凌、78位:田口馨也、87位:隅田隼平は海花島に別れを告げます。
もしKazuma(和馬)が辞退していなければ、11位内に入っていた可能性が高いです。
喜内有心(Yuu)が62位で敗退してしまったのは、大変惜しまれています。
筋肉を鍛えることとドラゴンボールが大好きな底抜けに明るいキャラで皆から愛されていました。
ダンスの経験が浅く、パフォーマンスの評価があまり高くなかったことが順位に響いたのではと思います。

気になったのは、嘉尚伝媒という事務所から参加していた3名、陳俊潔、李沛洋、鄭明鑫がほとんどカメラに映ることなく敗退したいったことです。
185㎝以上の長身、モデルのようなスタイルの見栄えの良い3人です。エース格とされたのは、元走り幅跳びの選手で身長191㎝の陳俊潔でした。
ところが、陳俊潔は収録の初期段階で足を怪我してしまい、ほとんどパフォーマンスに参加できませんでした。負傷してからカメラが向けられなくなり、李沛洋と鄭明鑫もあまりフォーカスされなくなりました。李沛洋は非常に舞台映えするルックスだったので、「カメラにあまり映らないけれどすごい美形がいる」として一部の視聴者の間で話題になっていました。
もったいないです。しかし、陳俊潔が怪我をしてしまったので、実質的に3人揃っての辞退だったのかなとも思います。
陳俊潔 20歳 身長191cm 新疆出身。李沛洋 23歳 身長185㎝ 河南省出身。鄭明鑫 17歳 身長188cm 河南省出身。

練習生としてトレーニングした期間が短く、ダンス・歌のパフォーマンスの評価は高くありませんでした。この3人は別のオーディション番組に出直すのかもしれません。

「創造営2021」は「創造営」(テンセント版中国プデュ)シリーズの4回目です。「創造営2021」は国際版として企画されており、23名もの海外練習生が参加しています。
日本人参加者は17名のうち9名、タイ人は2名とも勝ち進みました。その他の欧米ロシア系はあまり振るわず、利路修(LELUSH)以外は敗退してしまいました。
番組の中では中国語、英語、日本語、タイ語、ロシア語が飛び交い、重要な説明や連絡事項は5か国語で表記されていますが、主要言語は中国語です。重要な場面では海外練習生も中国語で話さなければなりません。
中国人練習生の中には英語や日本語ができる人がかなりいて、彼らが海外練習生を助けてくれています。
米国育ちの周柯宇(ダニエル)やブラジル育ちのオスカーは英語が流暢です。AK(刘彰)、呉海(ウーハイ)などは日本語ができます。
その中でも、AK(刘彰)は母語の中国語のほか、英語、日本語と三か国語ができるので、日本人練習生から頼られています。
AK(刘彰)1999年12月18日生まれ 身長180㎝ 広東省出身。初回順位発表では13位。ラッパー。

高校は広州にある某高校の国際部を卒業し、現在ニューヨーク大学在学中。専攻は数学と経済学。中国語、英語、日本語がしゃべれます。すごいエリートです。
AKは2020年に別のRAP系オーディション番組(「話唱新世代」)に出ていました。そのときは「ちょっと生意気なかんじ」というイメージを持たれていましたが、
「創造営2021」では非常に魅力的なキャラクターとして人気を集めています。頭の回転が早く、弁才があり、率直かつ理知的な発言は番組でたびたびクローズアップされます。
頭が良くて、裕福な家庭で育ち、英語が堪能で日本語もできて、180㎝の高身長で小顔、頭の回転が早くさっぱりした性格、さらに音楽の才能があるという漫画の設定が現実になったような人物です。米国大学進学時のTOEFL、SATのスコアも大変なハイスコアだったとネット上で言われています。
ただし、この種のびっくり人間は中国には時々いて、単なるスペックの高さだけでは注目を集めることはできません。
番組側の良心的な編集により、性格的な魅力がクローズアップされてはじめて視聴者からの人気と支持を得ることができます。
AK、賛多、力丸、劉宇の4名は4人部屋の同室です。彼らの「405号室」(405宿舎)は非常に人気があり、ネット上には「405宿舎ハコ推し」も存在します。

言葉の壁がありながらも、深い友情を結んでいる練習生もいます。代表例が曽涵江(ハンジャン)とミカです。
曽涵江(ハンジャン)ラッパー。四川省出身 20歳 身長178cm。

曽涵江は元々英語は得意ではありませんでしたが、ミカと話しているうちに英語がかなり上達したようです。ミカからは「ハンジャンの英語はPerfect」と褒められています。ミカはやさしい人です。
Avex、日米ハーフグループ「Intersection」のミカ(米卡)は登場直後から人気が高く、レべル分け審査でもメンターから高評価を得ていました。
一方、曽涵江(ハンジャン)は個人で活動していたラッパーで、有名事務所の所属でもなく、これといった前歴やバックグラウンドもありません。
第1回目公演の曲目を選ぶ際に、曽涵江は優先的に曲目を選べるポジションにあり、「酔拳」というジャッキー・チェンの曲を選びました。
ところが、定員7名の「酔拳」を選んでくれる人がなかなか現れず、曽涵江は焦っていました。

曽涵江がミカを強引に「酔拳」に引き入れたことから、二人の友情が始まりました。

3月20日に発表された順位は毎週公布される順位の中間発表と大きな差はありませんでした。
大きな変動といえば、ロシア人の利路修(LELUSH)が29位という好成績で勝ち進んだことです。
順位が発表されたとき、利路修は苦笑していました。
「皆も知っているとおり、自分の夢はグループデビューすることではない。なぜ29位の席に自分がいるのか分からない。本来はダンスや歌に優れている人がここにいるべきだ。視聴者の皆さんには感謝しているけれど、もし自分が残ることで誰か一人去らなければならないのは間違っている。公平ではない。視聴者の皆さんはもっと他の参加者に目を向けてほしい。そして自分にはもう投票しないでほしい。」という可笑しくも誠意ある発言でまた注目度が上がってしまいました。
利路修は勝ち進んでしまったため、雑誌Esquire(エスクァイア)中国版『時尚先生』の企画に参加。芸能人として十分通用するルックスです。

力丸、AK、サンタ(賛多)、劉宇、羽生田拳武(アム)。アムは高いパフォーマンス力と、他と被らない個性を発揮しているので人気があります。

タイ人の高卿尘(Nine)、ケーレン(慶怜)、ミカ(米卡)、任胤蓬、タイ人のパトリック。任胤蓬は哇唧娱乐(WAJI)という有力事務所の所属です。この事務所は番組の制作にも関わっていると思われます。「明日之子 第4シーズン」というバンド結成オーディション番組にチェロ奏者として出場し注目を浴びた人です。

「創造営」は番組でのパフォーマンス以外にも、ミニバラエティやスポンサー商品のCF、雑誌モデルなど様々な芸能活動を体験することができます。競争に勝ち進むほど露出するチャンスは増えますが、仮に勝ち進むことができないとしても、番組内での努力や活躍によって視聴者の記憶にその名を残すことができるはずです。